~19日目、アルマの日記より~
~前日までのあらすじ~
ウチとサっちゃんが一緒に冒険する事になってから数日、
ウチらはこの、伝説の峡谷へと遊びに来たの。
ここにはかつて峡谷を救った、伝説のビーバーさんが棲んどるんよ。
ウチらのこと、覚えてくれとるかなぁ…?
ウチとサっちゃんが一緒に冒険する事になってから数日、
ウチらはこの、伝説の峡谷へと遊びに来たの。
ここにはかつて峡谷を救った、伝説のビーバーさんが棲んどるんよ。
ウチらのこと、覚えてくれとるかなぁ…?
さらさらと綺麗な水が流れる谷を、ウチとサっちゃん、2匹でゆっくり歩いてく。
この峡谷は昔、水質汚染ですんごぅ汚れとったんやよ。
せやけどビーバーさんが命をかけて救ってくれたおかげで、今は動物達の憩いの場所になっとるんやね。
そんなビーバーさんの所に来たのは、…ウチが強ぅなりたかったから。
動物達も、サっちゃんも、人間さんらも、皆を護ってあげられるくらい強ぅなりたい。
…ウチは弱いんやもん。
沢山の、冒険者さん達と出会ったからよぅ分かるんよ。
ウチは、強くも何ともないんやって。
…このままやったら、弱いままやったら、人間さんと動物達のケンカを止める事も出来へん。
護ってあげることも…出来ないんよ。
…そんなの、イヤやもんね!
せやから伝説のビーバーさんに修行つけてもらうんよ、もっと強くなるために!
そう思ってビーバーさんの所まで来たんやけど…。
何かおかしいんよ、ビーバーさん。
ビーバーさん「おめー誰だぁ!俺の谷汚す気かぁ!」
アルマ「そ、そんな事考えとらんよ!ウチらは東の森のアルマとサチ、覚えとらんの!?」
けどビーバーさんは、ウチの言葉を聞いてくれる様子は無い。
かつて谷を救ったって自慢の歯を輝かせて、ウチらに向かって構えを取る。
ビーバーさん「俺様はアレだ!その昔に命をかけて伝説の峡谷の水質汚染を救った伝説のビーバーだ!おめぇがその気なら・・・俺はこう出るしかねーなッ!!」
サチ「…アルマ、下がりなさい。ビーバーさんはホンキよ…!」
…どうしたんよ、ビーバーさん
ウチらの事が分からへんの?
それとも…。
考えてる暇もなく、ビーバーさんが襲い掛かってくる。
…ウチは、こんな戦いがしたいんやないのにっ…
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