~エージェントRことルーニの報告書より~
~定期報告書~
○月×日天気晴れ
今日はぜっさん逃走中だべ
こっちへ走って
そっちを曲がって
あっちへ走って
どっちを曲がって?
…撒いたべか?
「…死ぬかと思っただぁ。」
追って来ない事を確認して、やっとの思いで一息付くだ。
オラは島一番のエージェント、Rとでも呼んでくんろ。
地下2階に下りた3匹の動物。アルマジロ、殺人蜂、ミニドラゴンを監視するのが仕事なんだべ。
だども、まさかこんな事になんなんてなぁ…。
ちょいと回想シーン入るべ?
あれは、でっけぇサソリに襲われたオラを、あの3匹が助けてくれた時の事だぁ…。
…
……
………
「おめぇだっ、まほーぶっ放すから巻き込まれんでねぇべっ!!」
そう叫んで、オラは自慢のまほーをぶっ放しただ!
そんで次の瞬間、オラはサソリにぶっ飛ばされただっ!
マジ痛かったど?
アルマジロと殺人蜂が必死こいて頑張ってたんだども、タフなサソリには敵わねぇでなあ。
んだ、つまりがオラ達負けてんだ。
つーワケで逃げ出したんだべさ。
「んだぁぁぁぁっ!!!」
「だから最初に逃げようって言ったのに!」
「ころがり~!」
「ミィ、ちゃんと着いてきてる!?」
「ぎゃわぁー。」
「ころがり~!!」
「アルマも真面目に逃げなさいっー!」
…問題は、この3匹が一緒だってコトだべな。
オラはこいつらの監視が任務だべ、ホントはバレたらマズイんだべ。
だども一本道じゃ逃げる先も同じだべ、こりゃあ不可抗力だぁな。
飛んだり走ったり転がったり。
とにかく逃げてる内に分かれ道にぶつかったんだ。
「あ、道が分かれてる。左に行くわよ!」
「真ん中やぁっー!」
「こりゃチャンスだべ、オラは右に逃げるだ!」
「真正面は壁でしょうが!だったら皆で右に逃げるわよ!」
「ぎゃ~う。」
「なんでそうなるだぁ!?」
………
……
…
回想終わるべ?
つまりだなぁ、今もこいつら一緒なんだべ、困ったもんで。
こっそり抜け出そうにも蜂が説教してんだ、なんでオラも一緒に怒られてんだぁ?
「あなた達には危機感ってモノが足りないのよ!今回は逃げられたから良かったけど、今度は食べられちゃうかも知れないのよ、分かってるの!?」
「で、でもミニデビルの子助けるんは、成功したんやし…。」
「口答えしないっ!大体あなたがこんな危険な所に居るからいけないんじゃないの!」
「だ、だども、オラにも仕事ってモンが…。」
「口答えしないっ!!」
「…ごめんなさい。」
…怖ぇべ。
さっきまで元気ながったんは何だったんだぁ?
まぁ元気になったんはえぇんだけんど、怖ぇのは勘弁だぁ…。
こうなったらしょうがねぇだ。
ばれないように誤魔化しながら監視してくしかねぇな。
「そんで、ミニデビルちゃんの名前は?こんな所で何やってるん?お友達になろうやぁ~。」
「ぎゃぅぎゃぅ~♪」
「名前は…、る、…ルーニだけんど。んで、こんな所で、何してるんだべなぁ…。」
「こら2匹とも、あんまり困らせるんじゃないわよ?」
「あぁそうだべ、ちょっくら畑耕してんだ!ほら、フォーク持ってるべ!」
「……何で2階で耕す必要があるのかしら。…怪しいわね。」
そりゃそうだよなぁ、2階で耕す必要なんてねぇだ。
だども他に思いつかねぇんだからしょうがないっべさ。
おっかぁの手伝いで畑耕してたのはホントなんだべ?
「それやったらウチらと一緒に行こうやぁー!一緒の方が安全やよ?」
「ぎゃぅ~。」
「…そうね、また1匹で危ない目に遭われても困るし。仕方が無いから一緒に行きましょうか」
「………単純だべなぁ。」
…そんなこんなで、オラはこの3匹の仲間になる事になったんだども、これから上手くやってけるんかいなぁ?
めっちゃ不安だべ。
○月×日天気晴れ
今日はぜっさん逃走中だべ
こっちへ走って
そっちを曲がって
あっちへ走って
どっちを曲がって?
…撒いたべか?
「…死ぬかと思っただぁ。」
追って来ない事を確認して、やっとの思いで一息付くだ。
オラは島一番のエージェント、Rとでも呼んでくんろ。
地下2階に下りた3匹の動物。アルマジロ、殺人蜂、ミニドラゴンを監視するのが仕事なんだべ。
だども、まさかこんな事になんなんてなぁ…。
ちょいと回想シーン入るべ?
あれは、でっけぇサソリに襲われたオラを、あの3匹が助けてくれた時の事だぁ…。
…
……
………
「おめぇだっ、まほーぶっ放すから巻き込まれんでねぇべっ!!」
そう叫んで、オラは自慢のまほーをぶっ放しただ!
そんで次の瞬間、オラはサソリにぶっ飛ばされただっ!
マジ痛かったど?
アルマジロと殺人蜂が必死こいて頑張ってたんだども、タフなサソリには敵わねぇでなあ。
んだ、つまりがオラ達負けてんだ。
つーワケで逃げ出したんだべさ。
「んだぁぁぁぁっ!!!」
「だから最初に逃げようって言ったのに!」
「ころがり~!」
「ミィ、ちゃんと着いてきてる!?」
「ぎゃわぁー。」
「ころがり~!!」
「アルマも真面目に逃げなさいっー!」
…問題は、この3匹が一緒だってコトだべな。
オラはこいつらの監視が任務だべ、ホントはバレたらマズイんだべ。
だども一本道じゃ逃げる先も同じだべ、こりゃあ不可抗力だぁな。
飛んだり走ったり転がったり。
とにかく逃げてる内に分かれ道にぶつかったんだ。
「あ、道が分かれてる。左に行くわよ!」
「真ん中やぁっー!」
「こりゃチャンスだべ、オラは右に逃げるだ!」
「真正面は壁でしょうが!だったら皆で右に逃げるわよ!」
「ぎゃ~う。」
「なんでそうなるだぁ!?」
………
……
…
回想終わるべ?
つまりだなぁ、今もこいつら一緒なんだべ、困ったもんで。
こっそり抜け出そうにも蜂が説教してんだ、なんでオラも一緒に怒られてんだぁ?
「あなた達には危機感ってモノが足りないのよ!今回は逃げられたから良かったけど、今度は食べられちゃうかも知れないのよ、分かってるの!?」
「で、でもミニデビルの子助けるんは、成功したんやし…。」
「口答えしないっ!大体あなたがこんな危険な所に居るからいけないんじゃないの!」
「だ、だども、オラにも仕事ってモンが…。」
「口答えしないっ!!」
「…ごめんなさい。」
…怖ぇべ。
さっきまで元気ながったんは何だったんだぁ?
まぁ元気になったんはえぇんだけんど、怖ぇのは勘弁だぁ…。
こうなったらしょうがねぇだ。
ばれないように誤魔化しながら監視してくしかねぇな。
「そんで、ミニデビルちゃんの名前は?こんな所で何やってるん?お友達になろうやぁ~。」
「ぎゃぅぎゃぅ~♪」
「名前は…、る、…ルーニだけんど。んで、こんな所で、何してるんだべなぁ…。」
「こら2匹とも、あんまり困らせるんじゃないわよ?」
「あぁそうだべ、ちょっくら畑耕してんだ!ほら、フォーク持ってるべ!」
「……何で2階で耕す必要があるのかしら。…怪しいわね。」
そりゃそうだよなぁ、2階で耕す必要なんてねぇだ。
だども他に思いつかねぇんだからしょうがないっべさ。
おっかぁの手伝いで畑耕してたのはホントなんだべ?
「それやったらウチらと一緒に行こうやぁー!一緒の方が安全やよ?」
「ぎゃぅ~。」
「…そうね、また1匹で危ない目に遭われても困るし。仕方が無いから一緒に行きましょうか」
「………単純だべなぁ。」
…そんなこんなで、オラはこの3匹の仲間になる事になったんだども、これから上手くやってけるんかいなぁ?
めっちゃ不安だべ。
PR
トラックバック
トラックバックURL: